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積み上げられ、形を成していくテクスト
| アイスクリームマン―中産階級の劇的休息 |
台詞ひとつひとつが全く説明的でない点、まるで戯曲の教科書と言っても過言ではない。単行本としても高いですしわざわざ読むこともないでしょう。ちなみに映像を見たことのない人にとってはさらに面白くないと思います。92年に東京乾電池によって上演された、自動車教習の合宿所が舞台の青春群像劇である。
談話室で交わされる何気ない言葉のキャッチボールが、次第に物語の骨格をおぼろげながら
浮かび上がらせていくのだが、ほんの些細なギクシャクとしたコミュニケーションが伏線となり、
最後に信じがたい狂気を匂わせた幕切れを迎える。。
贅肉をそぎ落とした言葉の数々に、“状況説明”よりも“テクスト”の魅力に取り付かれた作者のこだわりが伝わってきた。映像を見た人が読むものとしては悪くはありません
| アイスクリームマン―中産階級の劇的休息 |


